4月23日(水)から5月6日(火)まで「大丸札幌店1階イベントスペース」にて大丸水族館の製作・設営を行いました。
弊社は什器のレンタルだけでなく、空間デザインから製作・設営までおこなうことが可能です。今回は、大丸札幌店での製作・施工をご紹介していきます。
大丸水族館は、札幌のデザイン会社である3KG(スリーケイジー)さまの企画のもと、小樽水族館の協力により実施されました。GW恒例の子供向けのイベントとして開催され、弊社は昨年に引き続き、実施設計・施工を担当いたしました。
昨年、好評だったパタパタクイズなどに加え、今回は海の生き物の鳴き声が出る機械や、FRPでトドやチンアナゴを製作いたしました。
パネルやオブジェ製作のご紹介
こちらが大丸のイベントスペースに設置した、「大丸水族館」です。
左に設置している魚のパネルには魚眼レンズが設置されており、スマートフォンをかざすと魚の目で覗いたような写真が撮れます。
パネルに一眼レフカメラに取り付ける用の魚眼レンズをはめこみ、レンズの厚みと、子供が寄りかかっても良いような自立強度を加味して設計しています。
こちらは楽しみながら学べるパタパタクイズです。木工で製作していることもあり、めくる部分の軸は金具で固定しています。また、左のミズダコのパーツはウッドラックパネルを使用しております。ターゲット層がお子様ということも考え、「手は挟まないか、届きやすい位置にあるのか、簡単には壊れない素材か」などを検証しながら製作いたしました。
こちらは海の生き物の鳴き声が出る機械になります。スイッチを押すと、実際に小樽水族館の生き物たちの声を録音した音声が再生されます。
こちらはFRPで製作したトド・チンアナゴ・ニシキアナゴです。FRPは、繊維で強化されたプラスチックであり、軽くて強く、錆びないという特徴から弊社のマネキン製作にも採用している素材です。製作期間はトド・チンアナゴ・ニシキアナゴ合わせおおよそ3~4週間になります。
子供と同じ目線に設置し、多少ぶつかってしまっても壊れない強度となっており、安全面にも十分配慮した製作、空間づくりをおこないました。
こちらの画像は、オーロラ素材の巨大クラゲ5体を天井に吊りさげた様子です。素材や、頭部の多面体と脚の形状の提案や、安全面を考慮した設計をおこない、直径900mmと1200mmの2つのサイズを計5体バランスよく設置いたしました。オーロラ素材を使用することできれいで迫力のある展示になりました。
フロア上だけではなく天井から吊り下げることで、より空間を立体的につくりあげ、水族館にいるような没入感を演出しました。
見せるだけの展示ではなく、実際に体験して楽しめることから、子供から大人の方々に好評をいただき、2万人の方に来場していただけました。
さいごに
ショップビルダー(SHOP BUILDER)では、マネキンや什器のレンタルをおこなっていますが、このような空間演出や立体的なオブジェの製作も可能ですので、ご興味のある方は是非お気軽にご相談ください!
お問い合わせフォームからご相談を承っております。
OVERVIEW
- Project
- 海のなぞとき 大丸水族館(大丸札幌店)
- Client
- 大丸札幌店|3KG(スリーケイジー)